シリアスな映画

後悔しない生き方とは

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              映画「愛する人」より

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シリアスなドラマ

少し重たく感じる映画です。
たまには、こういう映画を観るのも良いかもしれません。

若気の至りと言えばそれまでなのですが、14歳で妊娠し、女の子を出産して、そのまま養子に出してしまった女性カレン(アネット・ベニング)

彼女と娘の、その後の人生を描いたドラマです。

養子に出されらた娘も、美しく成長し、弁護士として社会的にも成功しています。
その娘エリザベス役を、ナオミ・ワッツ

エリザベスが務める弁護士事務所の黒人の上司で、エリザベスが身籠った赤ん坊の父親ポール役を、サミュエル・L.・ジャクソンが演じています。

それにしても、サミュエル・L・ジャクソンも、いろんな役柄をこなしますね。
アクションものあり、コメディあり、今回のようなシリアスなドラマもあり、まさにオールマイティな俳優さんですね。

なかなか豪華な顔合わせです。

(引用:YouTubeより https://youtu.be/-e5GXgZ5NYw)

アネット・ベニング

アネット・ベニングといえば、アメリカ映画界の大スター、ウォーレン・ベイティの奥さんですね。

僕の好きな映画「めぐり逢い」でも、夫婦で共演しています。
おしどり夫婦としても有名です。

とても美人な女優さんです。
モデルさんみたいな印象なんですが、なかなかどうして演技派の女優さんです。

今回の映画「愛する人」でも、なかなか難しい役柄を演じていると思うのですが、好演していますね。

14歳という年齢での出産だったために、生まれた娘を、すぐに養子に出してしまっていて、そのトラウマに悩まされ続けている女性です。
なかなか周りの人たちとのコミュニケーションが、うまく取れません。

特に、母親に対しては、ギクシャクとした関係です。

トラウマ

一方の養子に出された娘、エリザベスも、有能な弁護士として社会的な成功も収めているのですが、実の母親に捨てられたというトラウマを抱えています。

こちらも、周りの人たちに対しては、あまり心を開こうとするタイプではなく、むしろ他人との煩わしい人間関係を拒む人物です。

この映画の中で、上司である黒人のポールと、関係を結んでしまい妊娠してしまいます。
このくだりが、なかなか心情的に理解が難しい感じです。

結局、母親と似たような行為をしてしまうんですよね。
妊娠が判明した時、エリザベスは、子供を産む決意をします。

結局、この経験というのが、自分を捨てた母親を理解できるようになるきっかけということなのでしょうか。

関係性

エリザベスの上司であり、エリザベスが出産した赤ん坊の父親でもあるポール。
彼は、愛する妻に先立たれ悲しみを背負っていました。

エリザベスは、そんなポールに、自分と同じ悲しみを見たのでしょうか。

ポールは、立派な弁護士であり、良き家庭人です。
彼の家族も、暖かい人間性にあふれています。

しかし、どうしても、エリザベスとポールの関係性というものを、理解できません。
あまりにも安易に、関係を結んでしまっている感じがするのですが・・。

手紙

カレンは、職場で知り合った同僚のパコ(ジミー・スミッツ)と結婚します。

パコは、再婚です。

パコの娘は、神を敬い信仰する熱心なクリスチャンのようです。
そして、カレンに、娘のエリザベスを探して会うように助言をします。

こうして、カレンは、エリザベスとと再会するための行動を起こすのです。

同じ頃、エリザベスも、母親のカレンに会いたいと思うようになっており、手紙を書きます。
ただ、結局、カレンは、難産が原因で死去してしまいます。

その知らせを受けたカレンは、また悲しみにくれてしまうのでした。
皮肉というか、残酷な結果です。

そんなこんなで、この映画の中では、様々な出会いと別れが生まれていきますね。

俳優

この映画の登場人物なんですが、カレンと結婚したパコ役のジミー・スミッツ
テレビドラマ「
L.A.ロー七人の弁護士」では、プエルトルコ系の個性的な二枚目弁護士役でした。
なかなか良い感じのおじさんになってますね。

それと、カレンの昔のボーイフレンド、トムで、エリザベスの父親役に、デヴィッド・モース
ちょこっと出演していました。

アネット・ベニングも、映画「めぐり逢い」の頃って、モデル顔負けの都会的な超美人でした。
でも、この映画の中では、悩み多き中年の女性役を演じています。

相変わらず美人なアネット・ベニングですが、さすがに顔のシワは増えましたね。

俳優という職業も、年齢と共に要望も変化していくので、実際難しい職業の面があると思います。
若い頃と一味違った役柄を演じているところも、面白いですね。

というわけで、後悔しない人生というのも、本当に難しいのかもしれません。
でも、できるだけシンプルに生きていきたいと感じるのは、僕だけでしょうか。

 

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