心に残る映画

昔カナダに日本人達の野球チームがあった

投稿日:2017年5月11日 更新日:

 

                 映画「バンクーバーの朝日」より

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 カナダへ移民した日本人

僕の場合、洋画を観ることがほとんどで、邦画は、あまり観ない傾向がです。
でも、最近の日本映画は、なかなか秀作ぞろいで良くできた作品が多く観られるようになったと思います。

「バンクーバーの朝日」も予告編を観た時から、気になっていた映画でした。

僕ら日本人の先達が、カナダへ移民し、苦労しながら建てた日本人街で生まれた二世達の物語。
時代に翻弄されながらも、野球を通して異国の人々と交流していくというようなストーリーです。

第二次世界大戦後に生まれた僕らにしてみれば、かの時代のカナダに移民した日本人達が、どんな苦労をしたのかということは、計り知れないことなのですが、心からご苦労様でしたと言いたくなりますね。

今回は、そんな邦画の紹介です。

(引用:YouTubeより  https://youtu.be/Cn8S9laV47Q)

 登場する俳優陣

役柄を演じる俳優陣は、妻夫木聡や亀梨和也、池松壮亮といった日本の若手人気俳優たちです。

昔、甲子園で活躍した元大リーガーの松坂大輔とバッテリーを組んでいたという上池雄輔も、やはりキャッチャー役で出演しています。

皆、なかなか野球が上手です。
おそらく野球の経験者が多く出演しているみたいですね。

佐藤浩市と石田えりも、夫婦役で出ています。

当時のカナダにおいても、移民である日本人の社会的な地位は、低かったみたいですね。
労働賃金も安く、苦労が多かったようです。

そんな時代に、カナダで日系二世として生まれた人達の野球チームが、「朝日」でした。

ただ、日本人の同胞は応援しているものの、体格も劣り、昼間は肉体労働という環境の中、一生懸命練習をしますが、連戦連敗です。

仕事の事情で、この街を去るチームのメンバーもいましいた。

そんな中、妻夫木君演じるレジーが、チームのキャプテンに抜擢されます。
なかなか勝てないチームを、何とか勝てるようにと苦悩した結果、ある戦法を編み出します。

 バント戦法

体格が違いすぎるゆえに、大柄で体力に勝るカナダチームのピッチャーの魂は、打っても前に飛びません。

そこで、考え出したのが、バント戦法でした。

味方のピッチャーが、バッタバッタと三振を取るので、内野手は、完全に日本チームをなめています。

そこに、コツンとバントしてボールを転がすのです。
慌てた三塁手がエラーしてヒットになるというわけなんですね。

その他にも、野球評論家の野村克也さん張りのデータ分析で、相手の癖を研究したりした戦法で、勝ち進んでいくようになりました。

日本人街の人々は、熱狂して応援します。スポ根映画によくあるパターンではありますが、観ていて爽快です。

 交流

この映画は、たんにスポーツとしての野球を描いただけでありません。

彼等が野球をしていた時代を海外移民、第二次世界大戦といった背景と共に描いています。

苦難の時代の中での友情や家族愛、隣人愛、野球というスポーツを愛する心、異国の人々との心の交流などですね。
苦難を描いた映画ではあるのですが、明るさと爽快さを感じさせてくれます。

審判が、カナダチームをえこひいきするのを観て、応援していたカナダ人が、フェアにやれと審判に抗議するシーンが良いですね。

乱闘をして出場停止になった後、ビッチャー役の亀梨君が、相手チームのカナダのピッチャーに謝るシーン。
そのピッチャーが、またグランドで会おうと理解しあうシーンも良かったですね。

人間は、国は違っても、心は同じだというような希望を感じるシーンでした。 

 野球殿堂入り

この映画は、カナダに実在した日本人の野球チームがモデルになっています。

60年以上の時が流れてから、カナダの野球界は、このチームを、野球殿堂入りさせたそうです。

このチームに在籍した多くの選手たちは、すでに亡くなっているそうですね。

人が生きた時間が流れ、遠い記憶となっても、思い出される熱い情熱の息吹というのでしょうか。
生きている時を、大切にしたいですね。


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