映画「ひまわり」より
名曲
昔、映画館で観た映画です。
この映画も、今となっては古典の部類に入っても良い映画かもしれませんね。
昔、高校の同級生三人で見た記憶があります。
その三人の中の僕でない一人が、この映画のテーマ曲のレコードを買ったのを憶えています。
その頃は、まだ今みたいにCDというものが無くて、ターンテーブルに乗せてレコード針で音楽を聴く時代でした。
(だんだん歳ばれてしまうなぁ。)
名曲です。
確かヘンリー・マンシーニだったですね。
誰か言ってたんですが、この映画を観ると、人生を真面目に生きなくちゃいけないと感じるんですと。
監督が、ヴィットリオ・デ・シーカ。
主演が、ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、リュドミラ・サベーリエワ。
音楽が、ヘンリー・マンシーニとメジャーな人たちによって製作されています。名作です。
イタリアを代表する俳優
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニは、よく共演しています。
二人とも、イタリアを代表する俳優さんです。
ソフィア・ローレンも、現在82歳になってますね。
(2017年現在)
大柄で個性的な表情と貫禄です。
マルチェロ・マストロヤンニは、すでに他界されています。
1024年生まれですから、生きていれば今年で93歳ですか。
イタリア男らしい明るさと軽妙さの二枚目俳優さんでしたね。
ひまわり
映画の題名が、なんで「ひまわり」なのかは、よく判らないんですが、この花っていうのは、どっかソフィア・ローレンに似ている気がします。
映画の中には、広大な土地にたくさんのひまわりの花が咲いています。
勝手な解釈なんですが、ひまわりって、夏の花で、太陽に向かって真っすぐに伸びていく花のイメージですよね。
映画のストーリーでも、戦争で行方不明になった夫を、あきらめずに探し続ける一途な妻とその行動力みたいな部分が、重なる気がします。
マーシャ
一方、ソ連の雪原で倒れているアントニオ(マストロヤンニの役)を救うマーシャ(サベリエワの役)は、控えめでしっかりと家庭を守る保守的な妻のイメージですね。
もともとマーシャ役のリュドミラ・サベ-リエワさんは、バレリーナでもあったらしいです。
彼女の金髪にも、ひまわりの花の色と重なるものを感じますね。この映画を観た時、美しい女優さんだなと思ったことを憶えています。
結婚
初めてこの映画を観てから、随分と時間も経ったわけなんです。
あの頃、紅顔の美少年(?)だった僕も、この映画の中のマルチェロ・マストロヤンニさんより歳を食ってしまいました。
しかしながら、今観ても、古さを感じさせない作品だと思います。
今の時代は、結婚しない人たちが増えています。
韓国事情であったか、なんで結婚しないのかというアンケートの答え第一位が、「好きなテレビゲームができなくなる」だったそうですね。
この時代、戦争で幾重不明になった夫を、遠い異国の地まで探しに行く女の人がいるんでしょうか。
絶対にいることを信じますが、とてもつらいことですよね。
ラストシーン
そして、ついに探しあてた夫は、すでに別の女性と一緒に生活しています。
おまけに子供までいたというのですから、つらいという言葉だけでは言い表せません。
妻は、イタリアへ帰ります。
そして、今度は、ソ連から夫が、イタリアに妻に会いに来るわけですが、その妻もまた、結婚して子供がいました。
息子の名前は、アントニオ。
結局、運命は、二人を引き裂いてしまうんですね。
ラストシーンで、ソ連に帰る汽車に乗る夫を見送る妻の顔が、だんだんと涙で歪んでいきます。
このラストシーンは、映画史に残るシーンだと思います。
記憶に残る映画
この映画「ひまわり」は、名曲な主題歌とともに、記憶に残る映画です。
ある程度の人生経験を経てから見ると、また一段と説得力のある映画になりました。
これほど戦争によって運命に翻弄されるのはゴメンですが、今、自分に与えられている友達や恋人や家族を、大切にしないといけないと思います。
大切なものを、こよなく大切にしましょうね。
では、また!
妻には子はいませんよ。夫を今の奥さんのところに返すために、友達にあかちゃんを借りて、結婚して子供もいると思わせたんじゃないですか。
ここが一番健気でなけるところですよ。
村田さん、こんにちは❗️
返信が遅れて、大変失礼いたしました。年も、2019年に新たまりましたね。今年も、よろしくお願いいたします。
じつは、この一年間ほどは、ブログの連載を、中断しておりました。ちょうど、一年ぶりくらいに、再開したところです。
それにしても、映画『ひまわり』に関するユニークと言うか、深読みなアプローチですね。なるほど、そうして映画を観ると、
ストーリーに深みが出てきますね。今まで、考えたこともありませんでした。
これからも、よろしくお願いいたします。
まだ、今年の第1作目の映画を、何にしようか、考えているところです。
また、メッセージくださいね。