映画「スタートレックBeyond」より
トレッキー
スタートレックを大好きなファンのことを、トレッキーと呼びます。
じつは、僕も、大のトレッキーなんですね。
もともとスタートレックは、1966年に放映が開始されたアメリカのトレビドラマです。
未来の宇宙ものというと、「スターウォーズ」も有名ですが、僕は、断然こちらのスタートレック派です。
初代のカーク船長からニュージェネレーションズのピカード艦長、ディープスペースナインノベンジャミン・シスコ中佐、それからスタートレックヴォイジャーのジェインウェイ艦長と続きます。
マンネリ化?
映画の方は、クルス・パイン演じるカーク船長で、これが三作目ですね。
これまでにも、こういったSF作品に触れる時に書いたことですが、特撮技術の進歩により、映像が、ひじょうにリアルに精密に作られるようになりましたね。
観ていて楽しいことのひとつです。
しかしながら、今回の「スタートレックBeyond」の場合。
そこそこの出来とは思いますが、何か観ていて駄作なイメージに感じました。
出てきた地球人以外の宇宙人たちが、あまりにも作られ過ぎていたからでしょうか。
しゃべり方や行動が、地球人と同じなんですよね。
一種のマンネリ化だったんでしょうか。
映像も、凝った作りでしたけどね。
クリス・パイン
クリス・パインのカーク船長は、なかなか良いですね。
行動力のある、少しはみ出し屋な性格のカーク船長が、似合っています。
最近のSF作品といえば、全体に共通していると感じることで、ひじょうに主人公たちが、人間的な悩みを抱えていること。
スーパーマンしかり、パットマン、スパイダーマンにしろ、自分の存在との葛藤みたいな部分を持っていますよね。
ひじょうに人間臭いというのかね。
この映画のカーク船長の場合は、英雄であった亡き父と自分との比較という悩みがあります。
偉大な父に対する劣等感ですかね。
しかし、そういった悩みを抱えるカーク船長を、スポックや他のクルーたちが助けるチームワーク。
このパターンは、最近、多いと感じます。
スタートレックの世界
本場アメリカでも、熱烈なトレッキーは大勢いて、いろんなイベントなんかも、多く開催されているようです。
スタートレックの世界は、物理学や科学の分野から見ても、専門的にみて、ひじょうに精密に制作されているそうです。
実際、この映画で、宇宙船が、宇宙空間を飛ぶときに使われるワープ航行であるとか、宇宙に存在するであろうアームホールであるとか、現実にも、理論的に裏付けられるものも多いとか。
現実世界を見ても、今の時代、みんな携帯電話を持っていますけど、ひと昔前までは、携帯電話を持っているだけで、珍しいと思われていましたよね。
音楽だって、昔は、カセットテープに録音して、ウォークマンで聞いていたし。それも、せいぜい20曲くらいでしたよね。
それが、今では、数千曲を持ち歩けるようになりましたね。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/Pmt597y1Mig )
バランスの問題
スタートレックを大好きな人からみれば、「なんで?!」という感じなんですが・・。
必ずスタートレックに興味がないとか、SF物は好きじゃないという人がいるんですよね。
ちょっといじけてしまうんですが・・。
しかし、こういう構成で、世界も成立しているのかもしれませんね。
だってみんなが、同じものばかり好きだったりしたら、バランスとれなくなるかもしれませんからね。
タイムマシン
今も、時代は、目まぐるしく進化していってます。
僕が、小さいころからあこがれているものに、タイムマシンがあります。
スタートレックの中でも、時間航行は、よく登場しますね。
時間を超えて、過去や未来へ行けるようになる日が来るんでしょうか。
小さい頃は、未来へ行きたい願望が強かったんですが、今は、過去へ行きたい願望が強いです。
歳とったからでしょうか。SFって、夢があるんですよねぇ。
今は、まだいけない宇宙へ行けたり、治らない病気が治ったり、どこへでもあっという間に行けたりね。
ちょっと、ドラえもんと重なってしまいましたが。
まとめますと、今回の「スタートレックBeyond」をイマイチと感じたのは、制作側が、映像の方に力入れ過ぎだったかもしれませんね。
勝手なことばかり言ってるのかもしれません。
とにかく、僕は、熱烈なトレッキーですから、いつもスタートレック応援しています。