映画「フォレスト・ガンプ」より
名言
「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」
このセリフは、この映画の始まりのシーンに出てくる名言です。
分かり易くて深い言葉ですね。
映画のイントロのシーンで、主人公のフォレスト・ガンプが、バスの底流所に座って、チョコレートの箱を持っています。
チョコレートに限らず、初めて入ったラーメン屋さんでも、同じことは言えると思いますね。
食べてみるまで分からない。
一期一会
‥それで、この名言から、この映画は、始まります。
いろんなエピソードが、盛り込まれています。
映画の題名を観てみると「フォレスト・ガンぷ/一期一会」となっているのですが。
この「一期一会」という言葉は、僕の思い出というか、記憶に残る言葉のひとつなんです。
10代の頃、英語の先生から、授業中に、「桜田門外の変」の話を聞きました。
日本史で、僕も、習ったことがある出来事です。
「安政の大獄」の頃、幕府の大老井伊直弼が、桜田門外で、暗殺された事件ですね。
この井伊直弼という人物は、じつは茶の達人だったとか。
茶の達人とは?
ここに出てきたのが、この「一期一会」という言葉でした。
簡潔に書きますと、自分の周りにいる人達に対しては、いつでも、その人に会うのは、今日が、人生で最後であるかのように接せよということらしい。
井伊直弼は、自分が暗殺されるかもしれないという覚悟を持って、日々生きていたというような解説でした。
そして、こんな話もしてくれました。茶の会が終わり、客人を見送る時、主は、これが、その人に会う人生最後の時かもしれないという気持ちで見送るものというお話でした。
まだ、未熟な僕でしたが、ちょっと感心して聞きました。
一期一会の言葉の解説が、少し長くなってしまいましたね。
人間万事塞翁が馬
とにかく、この映画「フォレスト・ガンプ」には、様々な人たちとの交流が、温かく、時に哀しく描かれています。
フォレストガンプは、知能が、やや低く、小学校の頃は、身体的にも、器具を装着しないとまともに歩けない少年でした。
学校でも、いじめにあいます。
でも、無我夢中で走って逃げることを繰り返していると、ある時、足に装着している器具が無くても、走れるどころか、かなりの俊足になっていたのです。
こういう部分っていうのは、何か人生の問題を、プラス思考で捉えている感じがしますね。
高校時代になると、俊足を飛ばして逃げている途中に、大学のアメリカンフットボールのコートに入り込んでしまいますが、その俊足を見たコーチが、彼を、大学にスカウトします。
ここで思い浮かんだ言葉が、「人間万事塞翁が馬」でした。
とにかく、フォレスト・ガンプの人生で起こる出来事は、原因は、様々なんですが、結果は、いつも大成功という感じですね。
しかしながら、よくその部分を観察してみると、いつも一生懸命で、人を救おうとしたり、優しさを忘れないというのか、思いやりに溢れています。
人から馬鹿にされても、恨んだりせず、何か始めると、しっかり結果を出すし、フォレストガンプって、本当は天才じゃないのかという感じですね。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/bLvqoHBptjg)
ジェニー
小学校時代に、初めて乗ったスクールバスで、皆、フォレスト・ガンプを、隣に座らせようとしません。
唯一、座らせてくれたのが、ジェニーという女の子でした。
そして、この女性が、フォレスト・ガンプにとっては、永遠の愛する女性になります。
フォレスト・ガンぷとジェニーは、それぞれの人生で、色んな事を経験します。
フォレスト・ガンプの愛
この恋の結末は、ちょっと悲しく運命的です。
じつは、ジェニーとの間には、ひとり、男の子が生まれますが、ジェニーは、早く亡くなってしまうんですね。
フォレスト・ガンプはにとってのジェニーと男の子ジュニア。
この映画は、全編を通して、フォレスト・ガンプの愛が溢れています。
何が人を感動させるのかということを考える時、純粋に偏見なく素直に愛することだということを痛感します。
なかなか、人生を生きていて、フォレスト・ガンプのように純粋に生きるのは、難しいことだと思います。
だからこと、この映画を観て、心から共感して笑いながら泣いてしまうのかもしれませんね。
自分以外の人達にも、優しくなりましょう!