映画「博士と彼女のセオリー」より
あらすじ
2014年に公開されたイギリス映画。
世界的に有名なイギリスの理論物理学者、ウイリアム・ホーキング博士の物語。
ケンブリッジ大学で学ぶスティーブン(ホーキング博士/エディ・レッドメイン)は、パーティで、同じ大学で言語学を学ぶジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と知り合う。
そしてスティーブンとジェーンは、たがいに惹かれ合い愛し合うようになる。
そんな時、スティーブンの体に異変が起き、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断される。
余命2年ほどと医者から告げられるが、ジェーンは、固い決意で、スティーブンとの結婚を望み、二人は、結婚する。
スティーブンのブラックホールに関する論文は、非常に高い評価を受け、研究者として世に認められていくが、病気も進行し、車椅子での生活となってしまう。
そんな中でも、スティーブンとジェーンの間には、三人の子供が誕生する。
家族の幸せな生活が続くが、そこに、ジョナサン(チャーリー・コックス)が、現れる。
ジョナサンは、ジェーンが入った教会の聖歌隊の指導をする男性で、妻を亡くしており独身の生活を送っていた。
ジョナサンは、スティーブンの子のロバートにも、ピアノを教えたりしながら、ホーキング一家になくなてならない存在になっていくのだが、いつしか、ジェーンとジョナサンは、愛し合うようになる。
一方のスティーブンも、新しい介護人であるエレイン(マキシン・ピーク)を気に入り、彼にとって不可欠な存在になる。
スティーブンとジェーンは、それぞれに新しいパートナーと共に、人生を送るようになる。
その後、理論物理学者として、世界的な名声と評価を得るスティーブンであるが、スティーブンとジェーンは、離婚後も、たがいを尊敬し合い、良い友人として過ごした。
病魔と闘いながらも、偉大なる功績を挙げた物理学者ウイリアム・ホーキング博士の自伝的映画。
(YouTubeより引用 https://youtu.be/mw_YOjM2DbQ)
ホーキング博士と筋萎縮性側索硬化症(ALS)
映画の中でも説明されますが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、別名「ルー・ゲーリック病」とも呼ばれるものですね。
大リーグのヤンキースで、ベーブ・ルースと共に活躍したルー・ゲーリックも、同じ病だったんですね。
「車椅子の物理学者」としても知られる。1960年代、学生の頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症したとされている。ALSは長い間、発症から5年程度で死に至る病であると考えられていたが、途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上にわたり研究活動を続けた。晩年は意思伝達のために重度障害者用意思伝達装置を使っており、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用していた。
(ウイキペディアより引用)
さすがの演技で、アカデミー主演男優賞獲得
今回の映画「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を演じたエディ・レッドメインは、アカデミー主演男優賞を獲得しています。
さすがと言えばさすがの演技です。
毎度、感心させられるのですが、話題作と言われる、実在の人物を主人公にした映画で、その人物を演技する役者のレベルが、高いこと高いこと。
今回のエディ・レッドメインも、本当に凄かったと感じますね。
日本のモノマネそっくりさんじゃないですが、きっと、何回も何回も何回も、実物の動画や有名なシーンの写真などを見て、研究するのでしょうね、
ホーキング博士の歩き方や電動車椅子に座っているときの表情や姿勢、見事でした。
晩年のホーキング博士は、痩せていて、会話も、特殊な装置を使って合成された音声を使ってのものだったようです。
そういったものも含めて、そのときのホーキング博士のリアリティを、よく表現していましたね。
ホーキング博士の宇宙論
近年、宇宙の神秘解明の研究も、ますます進んでいるようですね。
偉大な先駆者であるアインシュタイン博士やホーキング博士の研究成果は、人類に、多大なる業績を残しています。
彼らの研究の深い部分になってくると、なかなか理論的な解釈を理解することも、難しいですよね。
ただ、彼らのような研究者が、僕らを、それまで知らなかった世界に、導いてくれているのは事実です。
スティーヴン・ウィリアム・ホーキング(英: Stephen William Hawking、1942年1月8日 – 2018年3月14日[1][2])は、イギリスの理論物理学者である。大英帝国勲章(CBE)受勲、FRS(王立協会フェロー)、FRA(ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツフェロー)。スティーブン・ホーキングとも[1]。
一般相対性理論と関わる分野で理論的研究を前進させ、1963年にブラックホールの特異点定理を発表し世界的に名を知られた。1971年には「宇宙創成直後に小さなブラックホールが多数発生する」とする理論を提唱、1974年には「ブラックホールは素粒子を放出することによってその勢力を弱め、やがて爆発により消滅する」とする理論(ホーキング放射)を発表、量子宇宙論という分野を形作ることになった。現代宇宙論に多大な影響を与えた人物である。
また、一般人向けに現代の理論的宇宙論を平易に解説するサイエンス・ライターの才能も持ち合わせており、その著作群が各国で翻訳されており、これでも人々によく知られている(日本語版は『ホーキング、宇宙を語る』など)。
「車椅子の物理学者」としても知られる。1960年代、学生の頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症したとされている。ALSは長い間、発症から5年程度で死に至る病であると考えられていたが、途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上にわたり研究活動を続けた。晩年は意思伝達のために重度障害者用意思伝達装置を使っており、スピーチや会話ではコンピュータプログラムによる合成音声を利用していた。
(ウイキペディアより引用)