映画「ベロニカとの記憶」より
「ベロニカとの記憶」あらすじ
トニー・ウェブスター(ジム・ブロードベンド)は、仕事も引退して、妻のマーガレットとは離婚しており、今は、小さな中古のカメラ店を経営しながら、一人で暮らしている。
一人娘のスージーは、妊娠中で、シングルマザーである。
トニーは、スージーと一緒に、妊婦たちのための教室に通ったりしている。
離婚したとはいえ、元妻で弁護士のマーガレットとは、たまにお茶を飲んで過ごしたりして、そんなに悪い関係ではなかった。
そんなトニーのもとに、一通の手紙が届く。
それは、トニーが青春時代に付き合っていたベロニカ(シャーロット・ランプリング)の母、サラから送られてきたものであった。
そして、サラは、すでに亡くなり、トニーに、遺産として500ポンドと日記を遺していた。
何故、サラは、自分に、遺産を残したのか
彼の中に、遠い青春時代の思い出が、蘇ってくる。
トニーは、元妻のマーガレットに、青春時代の思い出を語り始めるのだが・・。
(YouTubeより引用 https://youtu.be/xhnvkwJni0)
人間の寿命と記憶について
最近、「人間は500歳まで生きることが可能。グーグルが莫大な資金を投資し技術開発を援助。」と言う記事を読みました。
(引用 http://karapaia.com/archives/52189071.html)
人間の寿命って、これから先、どんどん伸びていくらしいですね。
昔から、権力者や富裕者達の見果てぬ夢とも言える「不老不死の実現」。
一方では、この「不老不死」を否定する人々がいることも事実ですね。
人は、死ぬから生きている時間を大切に生きようとするのだと。
一方では、永遠に生きるのって、大変ですよねって・・。
さて、今回、その問題は、さておいて。
人が、500年も生きるようになったら、どうなんでしょうかね?
記憶=思い出って言うものは、どうなってしまうのでしょうか?
それにしても、思い出ってものは、わりかしいい加減なもので、結構自分の中で、都合の良いように書き換えられたりしているものですよね。
今回の映画「ベロニカとの記憶」でも、トニーは、過去の思い出と対峙しながら、自分の人生における人となりを深く反省しているようです。
人って、金や権力があるから幸せなものでもないのかもしれません。
幸せに人生を生きると言う問題を、あらためて考えてみたいですね。
映画を見た感想
個人的に、好きなジャンルの映画です。
しかしながら、期待した程の映画でもなかったかなという印象。
僕個人の感想では、シャーロット・ランプリングは、映画「さざなみ」の方が、映画「ベロニカとの記憶」よりも好印象でした。
何十年ぶりかで、先に観た映画「さざなみ」のランプリングに、感動したことを差し引いても、映画「ベロニカとの記憶」は、少し期待はずれの感あり。
しかし、主演のジム・ブロードベンドが、良かったですね。
知的で素朴で、どっか洗練された中高年役が、よく似合っていました。
映画の役柄では、ライカのカメラが趣味のようでもありましたし、自家用車のフォルクス・ワーゲンも、なんとなく洗練された人柄を表わしていました。
あとがき&お詫び
平成31年は、平成最後の年ですね。
もうすぐ新しい元号に変わろうとしています。
ここで、読者の皆様に、お詫びとご挨拶をさせていただきます。
じつは、昨年、平成30年は、何かと気ぜわしく体調の面でも、大病こそなかったものの、小病続きの年でした。
昨年、春先に、救急車で搬送され、入院という経験もいたしました。
原因は、断定されませんでしたが、個人的に調べた結果としては、内耳が原因の酷いめまいだったように思います。
その他にも、ピロリ菌と十二指腸潰瘍だったり逆流性食道炎、人生初めてのぎっくり腰と、情けない事づくめでした。
体調面の他にも、愛用のパソコンが、完全にダウン・・。
買い換えたパソコンは、使い物にならず、友人に安価で売却いたしました次第。
それやこれやで、ブログの掲載を、一年以上、休むことになってしまいました。
しかし、お陰様で、昨年の12月頃から、びっくりするように体調も、回復いたしました。
(もともと体は、人一倍強い方なのです。)
パソコンの方も、十分満足のいくスペックのアイテムを揃えることができました。
失っていた体調とパソコン環境が、やっと復活したところです。
長い言い訳がましい文章になりました。ゴメンなさい
今までの鬱憤を払う勢いで、これからブログの方も、連載させていただきます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
朴心でした