映画「キングコング」より
キングコング
ゴジラが、日本の怪獣映画の元祖だとすれば、キングコングは、アメリカの古典的怪獣映画の元祖だと言えますね。
今回の映画「キングコング髑髏島の巨神」は、ちょっと興奮して観てしまいました。
なかなか特撮技術も優れていてリアリティがあります。
それにしても、ゴジラもそうなんですが、キングコングも、超巨大な生物というだけで、恐怖心みたいなものを感じますね。
だいたい、これまでのキングコングストーリーというのは、キングコングを捕獲し、見世物にして金儲けしようとするストーリーでした。
その結果、大都会に移送してくるのですが、キングコングが脱出して大暴れし、人間社会がパニックになるというようなものですね。
今回の映画「キングコング髑髏島の巨神」では、地球上のある地点に、観測衛星がやっと発見できるような多くの巨大生物が生息する謎の島があるというストーリーです。
キングコングは、その島の守り神のような存在ですね。まさにキングです。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/EmNlKaDeSBc)
髑髏島
髑髏島の探索を行うメンバーの中に、生物学者がいて、地球の地面の下は、空洞になっていて違う生命体系が存在しているというような説を唱えていました。
時代背景は、イントロの部分では、第二次世界大戦中に、髑髏島に墜落したアメリカ兵のマーロウ(ジョン・C・ライリー)と同じく日本兵のイカリとの格闘シーンから始まります。
二人が闘っている時に、突如としてキングコングが現れます。
後に、二人は、髑髏島で生き残りをかけたサバイバルの中で、無二の親友になっていくのでした。
そして、時代は変わってベトナム戦争終結の頃になります。
終戦を喜ぶ兵士たちと彼らの上官プレストン大佐(サミュエル・L・ジャクソン)に島の探索の護衛の任務が下されます。
探索隊のメンバーと共に、傭兵のジェームズ(トム・ヒドルストン)とカメラマンのメイソン(ブリー・ラーソン)も同行します。
相変わらず、サミュエル・L・ジャクソンが、戦争のプロフェッショナルである指揮官のプレストン大佐役を、なかなか存在感があり上手に演じています。
ほんとに、いろんな映画で、いろんな役回りを演じていますよね。
金髪の美女
ところで、キングコングストーリーには、必ず金髪の美女が登場しますね。
今回は、ブリー・ラーソン演じるカメラマンのメイソンになるわけなんですが。
彼女は、弱冠27歳ながら、2015年に、映画「ルーム」で、アカデミー主演女優賞を獲得しています。
彼女は、女優業だけではなく、シンガーソングライターでもあるのです。
なかなか才能豊かな女性ですね。
この映画の中での彼女とキングコングとの出会いは、髑髏島に生息する巨大生物の一匹(スケル・バッファロー)が、キングコングが破壊したヘリコプターの下敷きになって苦しんでいるのを助けようとしているところに、キングコングが現れ手伝ってやるといったシーンでした。
キングコングって、結構知的レベルが高いようです。
おそらく彼女がの優しさを感じ取ったコングの一目惚れシーンだったのかもしれません。
この場面同様、この映画以外のキングコング映画でも、必ずメイソンのような優しい金髪女性がヒロインとして登場しますね。
この辺が、キングコングの人気の秘密かもしれません。かなり人間的ですね。
傭兵
その他では、トム・ヒドルストンが、心優しい傭兵役で出演しています。
トム・ヒドルストンというと、映画「マイティ・ソー」や「アベンジャーズ」のどちらか言うと悪役っぽいイメージですが、今回は、冷静沈着で髑髏島探索チームの護衛と案内役を演じています。
カメラマンのメイソンと惹かれ合っている雰囲気です。
でも、どちらかというとクールな悪役の方が、個性的に合っている印象です。
ラストシーン
結果として、今回の映画「キングコング髑髏島の巨神」のラストシーンで、キングコングは、ライバルの巨大生物(スカル・クローラー)に激戦のすえ勝利し、川で溺れそうになったカメラマンのメイソンを手のひらに救い出し去っていきます。
コングが、何か未練を断ち切るかのように見えたのは、僕だけだったでしょうか。
一応観とかないとと思って観た映画「キングコング髑髏島の巨神」でしたが、結構良くできていて面白い映画でした。