映画「31年目の夫婦げんか」より
共感
この映画「31年目の夫婦げんか」を観て、メリル・ストリーブもトミー・リー・ジョーンズも、本当に良い俳優だなと思いました。
二人の魅力が、いかんなく発揮されています。
誰にも必ず訪れる、若さを失った後の人生の晩節。
「老い」の問題というのは、人生の大きなテーマですね。
情熱に身を委ねて愛を感じた若い頃とは違う、人生の晩節の処し方。
こう書くと、ことさら難しくなってしまいますが、あえてシンプルに乗り切っていきたいものです。
メリル・ストリーブとトミー・リー・ジョーンズの演ずる夫婦と割かし近い年齢のご夫婦は、きっと共感するところの多い映画だと思います。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/CiapXZJARGo)
メリル・ストリーブ
メリル・ストリーブも、映画界を代表する大スターですね。
実に、多くの映画に出演しています。
僕も、いろんな映画を観ました。
印象に残っている作品と言えば、テレビドラマ「ホロコースト/戦争と家族」でのユダヤ人の夫と結婚したドイツ女性インガ役。
それと、このブログでもご紹介しました映画「恋に落ちて」で、ロバート・デ・ニーロと共演した人妻モリー役。
もう一つ、僕も大好きなクリント・イーストウッドと共演した映画「マディソン郡の橋」でのフランチェスカ役。
他にも、いろんな作品がありますね。
最近では、トランプ大統領を非難するコメントなんかでも話題になりました。
ものすごい美人ではないところが、メリル・ストリーブの持ち味かもしれません。
いろんな役柄になりきってしまう要素のような気がします。
今回の映画「31年目の夫婦げんか」でも、初老の妻ケイ役を、ホントに見事に演じています。
トミー・リー・ジョーンズ
一方のトミー・リー・ジョーンズも、実に味のある俳優です。
日本の缶コーヒーのCMにも出演して、宇宙人役を軽妙に映じていますね。
結構、下積み時代が長くて、40台も後半になろうとする頃、映画「逃亡者」で、ハリソン・フォード演じる逃亡者を追いかける捜査官役で、アカデミー助演男優賞を獲得しています。
これで、一気に花開いた感じです。
日本でも、若い頃は、なかなか人気も出なかった俳優が、ある程度の歳を重ねてから人気が出るといったパターンがありますね。
俳優業の世界も、なかなか厳しいことでしょう。
僕個人的には、映画「メン・イン・ブラック」や「スペース・カウボーイ」といった作品が好きです。
夫婦
それにしても、最近は、日本でも、離婚する夫婦が、激増しているようです。
それと、結婚しない男と女も、増えているようですね。
結婚するもしないも、離婚もそうですが、本人たちの自由と言えばそれまでなんですが‥。
今回、この映画「31年目の夫婦げんか」を観て、僕は、大変感動してしまいました。
その理由はというと、夫のアーノルド(トミー・リー・ジョーンズ)は、どちらかというと亭主関白型のようなんですが、結婚以来、一度も浮気もせずに家庭を大切にして生きてきたんです。
これだけでも、充分素晴らしいですよね。
妻のケイ(メリル・ストリーブ)には、一目惚れで、会った頃は、とても自分と結婚してくれるなんて夢にも思えなかったそうです。
こうして、二人が結婚して家庭を持ったわ件ですが・・。子供も独立して、夫婦二人の生活をしている中で、妻のケイは、自分を抱いてくれない夫のアーノルドに不安を感じていました。
アーノルドの方は、無関心です。
そこで、フェルド医師(スティーブ・カレル)のカウンセリングを受けることになります。
最初は、嫌がっていたアーノルドでしたが、カウンセリングを受ける過程で、ケイに対する自分の無関心さを悔い改めていくというストーリーです。
初心忘るべからず
この映画を観て、初めて会った時のこと、好きになった時のことを、忘れてはいけないと反省しました。
「初心忘るべからず」とか。
ここ数日、テレビのニュースで、複数の不倫騒動が報じられています。
当事者も大変でしょうが、その家族の事を考えると、本当に気の毒です。
今回の映画「31年目の夫婦げんか」。
これは、一度、ぜひ夫婦で観ることをお薦めする映画でした。