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老いるということ

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              映画「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」より

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人生の晩年

人間誰しも、いつかは迎える人生の晩年という時代。

今回の映画「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」は、名優ロバート・デュバルリチャード・ハリスシャリー・マクレーンに加え、サンドラ・ブロックが登場する老いをテーマにした作品です。

1993年アメリカ映画。

(引用:YouTubeより https://youtu.be/9RBwttrPjQA)

ロバート・デュバル

ロバート・デュバルと言えば、僕の頭に一番に浮かぶのは、「ゴッドファーザー」でのマーロン・ブランドの義理の息子トム役です。
それや
「地獄の黙示録」のテンガロンハットをかぶったビル中佐役ですね。

存在感のある個性的な男優です。

この映画「潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ」では、キューバ出身の元理髪師ウォルト役を演じています。

キューバからアメリカに渡り、一旗揚げようとしたのですが、一生懸命生きているうちに、気が付けば歳を取ってしまっていたという生真面目な人物です。

毎日、ウェイトレスのエレーン(サンドラ・ブロック)が働く店に行き、ベーコンサンドを食べるのが日課でした。

リチャード・ハリス

一方のリチャード・ハリスは、元船乗りでガサツな性格のフランク役。

若い頃に文豪のヘミングウェイと格闘の対戦をしたことが自慢です。

気ままに独り暮らしを送っているのですが、内心は、孤独感に苛まされていました。
誕生日に、息子が送ってくれた前後ろにひさしのある帽子を、いつも被っています。

シャリー・マクレーン

フランクの住むアパートの大家さんヘレン役が、シャリー・マクレーン

フランクに対しては、いつも厳しい口調で接していますが、実際は、心の優しい女性です。

計算したら、この映画の頃で、シャリー・マクレーン50代の後半(59歳くらい)でした。
それにしても、可愛いルックスの女優さんですね。

俳優のウォーレン・ベイティのお姉さんです。

出会い

水と油みたいに性格の異なるウォルトとフランクでした。

二人は、公園で出会います。

いつもベーコンサンドを食べながらパズルを解いているウォルトにフランクが、声を掛けます。
最初は、迷惑顔だったウォルトでしたが、次第にフランクに対して心を開いていきます。

そして、一緒に川で泳いだり、二人乗りの自転車で、エレーンの働くお店に出かけたりといった具合でした。

二人の男

ウォルトは、エレーンが好きなのですが、なかなか言い出せません。
結局、エレーンは、ほかの男と結婚してよその町へ引っ越すことになります。

フランクも、映画館でよく会う女性からもフラれてしまいます。
或る日、フランクは、大家のヘレンの部屋を訪れ、自分のやりきれない寂しさを告白します。

そんなフランクを、ヘレンは、優しく迎え入れるのです。

人生の晩年を迎えた二人の男と、それを見ている二人の女性

人生の晩年、老いるということは、ホントに寂しいものですね。
そんな切ない心を、ロバート・デュバルとリチャード・ハリスが、見事に演じています。

そして、ダンスパーティに行く約束をしていた日。
ウォルトがフランクの部屋を訪れると、フランクは、眠ったようにして息を引き取ってしまっていました。

「老い」の時代

実際のところ、僕も、そうだったんですが、若い頃って、年寄りの相手をしているよりも、自分と同じ若い魅力的な女性を追いかけたり、仲間と遊んでいいる方が楽しいものです。

結果、老いた人間は、なかなか相手にしてもらえなくて、孤独になっていくのですね。

フランクが、大家のヘレンの部屋を訪れた時、ヘレンを抱こうとするのですが、体が老いてしまっていてできません。
フランクは、ヘレンに、「すまない。」と告げる場面があります。

ちょっと悲しいというのか、切ないですよね。
でも、こういうことって、いつかは、誰にでも訪れることだと思います。

人生、過ぎてしまえば、あっという間だと言われますね。

サンドラ・ブロックが演じるウエイトレスのエレーンは、若くて美人なのに、いつもフランクに対して優しかったですね。
フランクが、自分を好きだということも判っています。

でも、フランクが、告白してもフラれたのではないでしょうか。

いつかは、誰にでも訪れる「老い」の時代

人の寿命というのは、これから将来にわたって、まだまだ伸びていくらしいですね。
長く生きられれば良いというわけでもないと思うのですが・・。

そんなわけで、今回は、ちょっと真面目なテーマでした。

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