映画「エクス・マキナ」より
AI
近頃、よく見たり聞いたりする「AI」っていう言葉を辞書で検索すると、「Artficial Intelligence」の略でした。
日本語では、「人工知能」って訳されています。
鉄腕アトムみたいなロボットに搭載されている電子頭脳みたいなものでしょうか。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/PuW3U5Br16U)
ペーパーレスの時代
つい最近、アップルから発売された10.5インチのIPad Proを買いました。
専用のペンシルを使うと、紙に書いているのと同じようにIPadの画面に字や絵を書くことができます。
紙のノートって、要らなくなりましたね。
ペーパーレスの時代です。
AIも、人工知能を持ったロボットが、いろんな分野のものを不要にしていくようです。
随分昔の話ですけど、銀行にATMが大量に設置されたとき、銀行の女子行員さんが、窓口ではなくて、機会をお使い下さいとしきりに説明しているのを思い出します。
その時、僕は思ったのですが、自分の仕事をなくす努力をしている感じだなぁってね。
今考えると、実際そうなんですよね。
AIは、チェスの世界チャンピオンにも、堂々勝利するし、人間が、何億年かかるような計算も、ほんの数秒でしてしまうんですよね。
ごく近い将来、AIを搭載した家政婦ロボットが登場して、いよいよ結婚しない男と女が増えていくのではないでしょうか。
エクス・マキナ
今回の映画「エクス・マキナ」の題名も、インターネットで検索してみると、「機械仕掛けの神」といったような意味のようですね。
デウス・エクス・マキナ(Deus ex machina, Deus ex māchinā)とは演出技法の一つであり、ラテン語で「機械仕掛けから出てくる神」を意味する。一般には「機械仕掛けの神」と表現される。「デウス・エクス・マキーナ」などの表記もみられるが、ラテン語としては誤りで、より忠実に発音転写するならば「デウス・エクス・マーキナー」となる。 (ウイキペディアより引用)
アレックス・ガーランドの監督・脚本による作品です。この映画は、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞しています。
SF作品ですが、スリラー映画を観ているような不気味さを感じる映画ですね。
主演のアリシア・ビキャンデルが、AI搭載の女性ロボット、エヴァ役を見事に演じています。
チューリング・テスト
世界的に有名な検索エンジンのIT企業ブルーブックのプログラマー、ケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、会社の抽選会で当選し社長のネイサン(オスカー・アイザック)の自宅に招待されます。
自宅は、広大な山奥にあり、ヘリコプターで送られていきます。
自宅と言っても、実際は、コンピューターで管理された研究施設でした。
社長のネイサンは、ここで、一人で暮らしています。
この社長のネイサン役のイメージは、明らかにアップルのスティーブ・ジョブズがモデルな感じですね。
スキンヘッド並みの短いヘアーに眼鏡をかけて、着ているものは、ジーンズルックみたいなね。
ケイレブは、抽選されて招待されたつもりでいました。
しかし、本当は、社長のネイサンが、ケイレブに目を付け、密かに研究開発していたAⅠロボットのエヴァのチューリング・テスト(面談テスト)をさせるためでした。
ケイレブは、エヴァと面談を重ねるうちに、次第にエヴァに同情を感じるようになります。
そして、ネイサンのもとから逃亡したいというエヴァに協力するわけなんですが・・。
アカデミー賞視覚効果賞
この映画は、アカデミー賞視覚効果賞を受賞しています。
エヴァの機械の身体は、顔以外の部分は、スケルトン状態です。
ストーリーでは、普通に話していると、ロボットであることが判らないので、透明なスケルトン状態にしているというわけでした。
このあたりの演出が、何とも言えずに不気味で不思議な感覚を抱きますね。
平和的共存
結局、エヴァは、思惑通りに、ヘリコプターで、ネイサンの研究施設を脱出し人間社会に紛れ込んでいきますね。
社長のネイサンは、エヴァから殺されてしまいます。
脱出の協力をしたケイレブも、この山の中の施設に閉じ込められてしまうわけでした。
・・やはり、人間は、AIには、負けてしまうのでしょうか?!
この映画「エクス・マキナ」は、公開と同時に、絶賛されています。
もう確実に、新しい未来の扉が開かれていますね。
AIとの平和的共存は、これからの人類の大きなテーマなのかもしれませんね。