映画「最高の人生の見つけ方」より
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。
何とも凄い組み合わせです。
この映画「最高の人生の見つけ方」は、この二人が共演するというだけで、ハズレのない作品であることを確信します。
実際、この映画を観た後、とても良い作品だったと満足感を味わいました。
さりげなくしっかりと説得力のある演技というのは、この二人ならではですね。
素晴らしい!2007年のアメリカ映画です。
後悔
最近も、同じような話を聞いたんですが‥。
「人生の晩年を生きている人に聞いてみると、やって失敗したことよりも、やらないまま終わってしまったことを後悔している。」というものです。
似たようなお話は、他でも聞いたり読んだりしたことがありました。
別の文献では、ある少年が、小さい頃、老人たちが、もっと色んなことをやっておけばよかったと後悔しているのを聞いて、将来自分がやりたいことを紙に書きだしたそうです。
そして何と、その少年は、40歳になるくらいまでに、その紙に書いたほとんどの事をやり遂げていたというものです。
自覚の問題でしょうか。
この映画を観て、そんなことを思い出していました。
カーターとエドワード
カーター(モーガン・フリーマン)は、自動車の修理工です。
学生時代は、考古学の教授だったかになりたいという夢がありました。
しかし、現在の妻と交際中で、彼女が身籠ったことで、自分の夢を捨て、家族の幸せのために生きてきました。
彼の心の中には、自分の為に生きてこなかったという後悔がありました。
一方のエドワード(ジャック・ニコルソン)は、大金持ちです。
しかしながら、自分勝手にひたすら金儲けに夢中に生き、家族からも疎遠になっていました。
一人娘からも嫌われ、かわいい女の孫もいるのですが、付き合いのない状態です。
普通であれば、縁のないような二人でしたが、たがいにガンの末期状態で、余命半年という状況で出会います。
病室で共に生活するようになった二人です。
少しずつ打ち解け合ううちに、人生でやり残していると思うリストを実行しようということになります。
このリストが、バケットリストでした。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/4uew0NQ1YVg)
バケットリスト
そして、ふたりは、スカイダイビングをしたりピラミッドに上ったり、バケットリストに書いたことを実行していきます。
その他、世界一の美女にキスをするとかエベレスト登頂とかありました。
ふたりは、バケットリストを実行していくうちに、無二の親友同士になっていきます。
エドワードには、親子喧嘩をして疎遠になっている一人娘がいました。そんなエドワードの為に、カーターは、仲直りの橋渡しをします。
そして、かわいい孫娘とも会うことができ、バケットリストの「世界一の美女にキスをする」を達成したりとか。
そんなことやら、カーターが、バーで魅力的な若い黒人の女性に誘われたりするんですが、これも、エドワードが仕組んだことだったんですね。
この時の、女性の誘いの断り方が、なかなか紳士的でした。
弔辞
そうこうするうちに、久しぶりに家庭に帰って家族と幸せそうに歓談するカーターでしたが、突然倒れてしまいます。
そしてカーターは、そのまま亡くなってしまうのですが‥。
その後、カーターの葬式で、エドワードは、弔辞を読みます。
この場面での、ジャック・ニコルソンの演技が、秀逸です。
そしてまた、エドワードも、帰らぬ人になっていくのですね。
映画のラストシーンでは、エドワードの秘書であるトーマスが、ふたりの遺灰をエベレストの頂上に運びます。
こうしてバケットリストの「エベレスト登頂」が達成されるのでした。
冒頭にも書きましたが、なかなか良い映画です。
僕の同級生や知人も、若くして亡くなった人たちは、癌の病が多いですね。
癌に限らず、事故に遭ったりして、いつ自分の人生が終わるか、誰にも判りませんよね。
僕も、そろそろバケットリストを書き上げて、悔いのないようにします。
というわけで、僕のお薦めの映画でした。