映画「太陽がいっぱい」より
今日の記事の見出し
アラン・ドロン
僕らの年代の人間なら、アラン・ドロンと言えば最高の二枚目の代名詞でしたね。
最近は、あまり見かけなくなりましたが、元気にしておられるのでしょうか。
とにかく、その立ち居振る舞いから何から、アラン・ドロンは、一世を風靡しましたね。
特に、日本での人気というのは、格別なものだったのかもしれません。
日本のアパレル企業のCMにも出演していたのを、よく覚えています。
昔の僕の中では、世界のプレイボーイと言えば、アメリカのウォーレン・ベイティ、フランスのアラン・ドロンという感じでした。
実際のところ、アラン・ドロンも、多くの女性遍歴がありますね。
一説によれば、幼い頃からの家庭環境が原因で、女性不信的な面があったとか。
両親が離婚し、実の父母も再婚して、結構邪魔者扱いされていたようですね。
若い頃は、問題児でもあったようです。
とは言え、ジャン・ポウル・ベルモンドと並ぶ、フランスの二大スターであったことは、間違いありません。
フィリップとトム
アメリカの大富豪の息子フィリップ(モーリス・ロネ)と、対照的な貧しい青年のトム(アラン・ドロン)。
フィリップの父からの依頼で、アメリカに息子を連れ戻すように依頼を受けていたのですが。
この二人とフィリップのガールフレンドのマルジュ(マリー・ラフォレ)は、三人で、ヨットで海に出ます。
フィリップの嫌がらせのせいで、ボートに置き去りにされ、日焼けしすぎてひどい目に遭わされたりするんです。
あまりにも横暴なふるまいのフィリップに対して、ついにトムの怒りが爆発します。
マルジュが、フィリップと喧嘩してヨットを降りた後、二人だけの時に、トムは、フィリップを殺害します。
そして、フィリップになりすますわけなんですね。
身分証明書を偽造したり、フィリップのサインを練習したりして、銀行からフィリップのお金を引き出します。
得意の絶頂にいたトムでしたが、映画のラストでは、そんなトムの所に、警察が逮捕に訪れるのでした。
(引用:より https://youtu.be/VwhAPyfxarY)
鬱屈
どの時代でも、どの国でも、人を見下すような嫌な奴がいますね。
ちょうど、トムを見下しているフィリップのようなタイプです。
かたや大富豪の息子で、何不自由なく暮らし、ヨットも持っているわけです。
一方のトムは、貧乏で貧しい青年ですね。
色々と嫌がらせが繰り返された挙句、トムは、フィリップを殺害してしまうのですが。
トムの内面を観ると、鬱屈とした感情が、見えますね。
しかし、フィリップを殺害した後、フィリップになりすまし得意満面になる様は、何とも怖い気がします。
結局、トムも、金に振り回されていただけの男だったということでしょうか。
しかしながら、綺麗ごとではなく、いつの時代も、どの国でも、同じことを繰り返しているみたいです。
勝手な事
アラン・ドロンは、超二枚目のハンサム・スターの代名詞でしたが、僕は、何となく、アラン・ドロンは、滑稽な人間な風に見えていました。
いつも、何か不自然な印象を受けてたんです。
俳優ですから、演技しているとかいう事ではなしに。
自分を、必要以上に大きく見せようとか、カッコ良く見せようみたいな面が感じられました。
思うに、これって、小さい頃、家族から疎まれたり蔑ろにされたせいではないかなと思っていました。
(勝手な事ばっかり言って、スイマセン!)
遍歴
アラン・ドロンの生まれはというと、1935年11月とか。
現在81歳ですか。
たしか、ナタリー・ドロンと結婚して、息子さんがいましたね。
その後、ナタリー・ドロンとは、離婚してから、女優のミレーユ・ダルクと一緒に暮らしていましたよね。
そこら辺までは、僕の記憶にあります。
(その後、ミレーユ・ダルクとも別れたようです。)
私生活の方も、アラン・ドロン自身、多くの遍歴があったようです。
彼も、すでに銀幕からは遠ざかった人なのかもしれません。
フランスで、元気にお暮しくださいね。
アラン・ドロンに拍手!