映画「オールド・ルーキー」より
キィー
これまでも、このブログで紹介してきたジャンルの映画です。
スポ根実話感動映画ですね。
このジャンルの映画を観ると、ホントに感動します。
実話だけに説得力を感じるのかもしれません。
前のブログにも書きましたが、人は、やって失敗したことよりも、やりたかったけどやらなかったことに、強く後悔を感じるものだと聞きました。
こういう部分っていうのは、満足した人生を生きるためのキィーになるものかもしれませんね。
また、皆、そのことは、判っているけどできないんだ、とも云えることかもしれません。
ジム・モリス
この映画の主人公、ジム・モリスは、35歳でメジャーデビューした人物です。
映画では、デニス・クエイドが、この主人公を演じています。
三回離婚していますが、二度目の結婚相手が、メグ・ライアンです。
離婚歴なんて、余計な紹介になりますが、この映画の中では、家庭と家族や仲間たちを大切にする好人物を演じていますね。
実物のジム・モリスも、おそらくこういう人物だったのではないでしょうか。
夢
ジムは、父親が、海軍に勤務していた関係で、しょっちゅう引っ越しと転校の繰り返しです。
野球好きな少年でしたが、父の転勤先であるテキサス州には、野球をやる人間がいないとうい地域もありました。
高校時代までは、ひとりで野球の練習をしたりしていましたが、大学に入り野球で認められます。
そして、マイナーリーグにスカウトされるわけなんですが、肩をケガしてメジャーリーグ昇格の夢をあきらめます。
その後、高校の教師となり、野球チームの監督をしながら、結婚もし子供も誕生して幸せに過ごしていました。
しかしながら、彼の心の中には、メジャーリーガーになるという夢が、まだ捨てきれずにいたんですね。
夜に、ひとりで投球練習をしていました。
再挑戦
ある日、ジムが、打撃練習の投手をしていた時、ジムが、本気で投げた速球に、部員たちは、ビックリ!
肩のケガも治っており、むしろ現役時代よりも、速い球を投げれるようになっていました。
部員たちは、ジムに、再びメジャーリーグ挑戦を薦めます。
しかし、現在のそこそこ充実した生活もあり、また何といっても、愛する妻と子供たちの安定した生活のことを考えると、簡単に昔の夢への挑戦を決めることもできませんでした。
そんな中で、野球チームの部員たちが、自分たちが、地区優勝したら、ジムに、もう一度、挑戦してくれという約束をさせます。
そして、チームは、優勝し、ジムの再挑戦が始まるわけです。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/wGPnIVSlyUU)
メジャーリーガー
しかして彼は、奮闘の結果、マイナーリーグ入団を経て念願のメジャー昇格を果たします。
実際のところ、ジム・モリスは、左腕の速球派で、150キロ台後半のスピードボールが武器であったようです。
結局、彼は、メジャーリーガーとして2シーズンを過ごします。
なかなか素晴らしいストーリーですね。
そんなジム・モリスという人物は、とても幸せな人ともいえると思います。
日本のプロ野球界
近年は、日本のプロ野球界からも、メジャーリーガーになる選手が、多くいますね。
最近では、日本ハムの大谷翔平選手が、まもなく大リーグに行くような話題で賑わっています。
大谷選手の場合は、まさに野球の申し子みたいです。
ピッチャーとしてだけでなく、バッターとしても超一流の素質を持っています。
こういう選手は、メジャーリーグにも、なかなか見当たらないのではないでしょうか。
しかし、すべての選手が、大谷選手のように恵まれているわけでもないでしょう。
それぞれの選手たちに、いろんなドラマが、あるようですね。
実現
結局、自分の夢を捨てないで、困難な状況を克服して、ついには自分のあきらめかけていた夢を実現させるっていうことは、凄いことですね。
やはり、すべての始まりは、夢を捨てなかったことと言えるかもしれません。
そして、夢というものは、そんなに簡単に捨てるものではないとも云えるかも。
そういうわけで、実話の大リーガー、ジム・モリス投手を題材にした映画のレビューでした。