映画「卒業」より
卒業
この映画「卒業」は、1967年の公開です。
今となっては、随分、昔の映画になってしまいました。
しかしながら、何度観ても、面白い映画ですね。
アメリカン・ニューシネマの代表作のひとつです。
最初観たのは、もうずいぶん昔で、映画館で見たのか、ビデオで観たのかも忘れてしまいました。
この映画のラストシーンは、とても有名になりました。
「恋は盲目」と申しますが、時代は変わっても、人の恋心は、変わることのないものなのかもしれません。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/nc_pswv6aDM)
ダスティン・ホフマン
ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロス、それにアン・バンクロフトが出演しています。
ダスティン・ホフマンは、演技派の名優です。
実に、いろんな映画で、名演技を披露していますね。
「真夜中のカーボーイ」「レインマン」「クレイマー・クレイマー」「スリーパーズ」等々。
二度のアカデミー主演男優賞を受賞しています。
キャサリン・ロス
キャサリン・ロスは、最近、あまりスクリーンで見かけなくなりましたが、この映画「卒業」や「明日に向かって撃て」が、とても印象に残っています。
とても美人でかわいい女優さんです。
アン・バンクロフト
アン・バンクロフトは、すでに故人となられています。
演技派の女優さんで、ヘレン・ケラーを描いた映画「奇跡の人」で、先生のアン・サリバン役を演じアカデミー主演女優賞を受賞しています。
このほかにも、数々の受賞歴がありますね。
この映画「卒業」でも、キャサリン・ロスの母親役で魅力的な中年女性を演じています。
サイモンとガーファンクル
それと、もうひとつ。
この映画の主題歌の「サウンド・オブ・サイレンス」をはじめ劇中の曲を歌っているのが、サイモンとガーファンクルです。
「明日にかける橋」「スカボロフェア」「コンドルは飛んでいく」ほか数々の名曲をヒットさせています。
最近、YouTubeで久しぶりに観てみたら、二人とも、結構なオジサンになっていました。
特に、ガーファンクルは、少し額が広くなっていて、何か不動産屋の社長みたいな感じでした。
ベン
この映画は、大学を卒業して家に戻ってきた主人公のベン(ダスティン・ホフマン)は、周りの人々の期待とは裏腹に、自分の将来に不安を抱いています。
卒業祝いのパーティで、両親の友人である人妻ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)に誘惑され不倫関係に陥ってしまうのです。
そこに、その人妻の娘エレーン(キャサリン・ロス)が現れ恋をしてしまいます。
しかし、なんと、エレーンからベンが、自分の母親と浮気をしていることを知られてしまうんですね。
エレン
ベンのもとを去ったエレーンを求めて、彼女が通う大学の町に押しかけます。
しかし、すでにエレーンには、新しい婚約者がいたのですが。
なかなか許してくれないエレーンに、一生懸命許しを請うベンでした。
そうこうするうちに、エレーンと婚約者の結婚式の日になります。
ベンは、なんと、結婚式の会場に乗り込み、必死に「エレーン!エレーン!」と叫びます。
そして、ついには、エレーンも「ベーン!」と応えるわけですね。
そしてふたりは、結婚式場から飛び出し、バスに飛び乗って、新しい人生に旅立っていくという結末でした。
この映画のラストシーンは、かなり話題になり、日本でも、フォークソングなんかになり唄われていました。
凄い行動力
じつは、僕の大好きな先輩に、この映画と同じようなストーリーの持ち主がいるんです。
ただただ、感心して尊敬してしまいます。
若い情熱というのか、恋心というものは、凄い行動力を生み出すんですね。
この映画を観たころ、まだ子供で、恋愛の経験もないときでしたが、ひたすら感心し憧れたものでした。
そして、もうひとつ思ったことが、エレーンとベンは、その後、どんな人生を送ったのかなということでした。
幸せな結婚生活を送ったのでしょうか。
なにせ、自分の妻の母親が、浮気相手だったわけですからね。
妻の両親とは、とても若いなどできなかったことでしょう。
そういうことを想像することは、ナンセンスなのかもしれませんね。
案外と、二人は、幸せな人生を送ったことかもしれません・・。
ダスティ・ホフマンできますか?