映画「世界最速のインディアン」より
バート・マンロー
実話を基にした映画です。
1000㏄以下のオートバイの部で、地上最速記録を達成したニユージーランド出身のバート・マンローをモデルとしたストーリー。
清々しい映画ですね。
主演は、アンソニー・ホプキンス。
さすがの演技力というのか、安心して観ていられます。
ストーリー的にも、夢を追い続ける男を、出会う人たち皆が応援するという心温まるものですね。
実話を基にしているというのが、いっそう感動を与えてくれます。良い映画です。
バイク好き
余談になりますが、僕が、去年、知り合った人の話を少し。
その人は、現在70歳。
痩せて頭は、リーゼントヘアー。
顔は、細面で彫の深い顔立ちの男性です。
ピカピカに磨き上げられたホンダの900㏄の大型バイクに乗っておられます。
想像ですが、昔は、カミナリ族なんかやっていたんじゃないでしょうか。
一見、怖そうなお顔なんですが、話してみると優しい面のある人なんですよね。
少しぶっきらぼうです。
(笑い)
バイク好きって、老いも若きも、結構多いですね。
ボンネビル・スピードウェイ
この映画の舞台は、アメリカのユタ州にあるグレートソルト湖近郊で開催されるボンネビル・スピードウェイです。
塩湖の跡にできた60平方キロの広さの平原で開催されます。
(ウイキペディアで調べました。)
(引用:YouTubeより https://youtu.be/tKnBURvKW4I)
インディアン
そもそもインディアンというのは、バイクの名前です。
バート・マンローは、彼の夢である世界最速記録への挑戦の為に、愛車のインディアンの改良に取り組んでいます。
年齢は、すでに60代後半くらい。
地元では、若い暴走族グループからバイクの賭け勝負を挑まれたりしています。
結果は、転んで負けてしまうという・・。
スピード記録に挑戦するために、アメリカに出発する時、この暴走族グループが、見送りに来ます。
リーダーの男が、「ビールでも飲みな。」と言って餞別を渡す場面があるんですよね。
なかなか好きなシーンです。
この映画の全体を通して、こういった人との温かい心の交流が描かれていますね。
応援
やっとこさアメリカに渡ってからも、いろんな人たちと出会います。
この映画では、みんなが良い人たちばかりです。
やっと競技会にたどり着いたら、登録が不備で、危うく出場できないところを、やはり周りが応援してくれて何とか出場が認められます。
最初は、みんなが、およそ新記録などということは、到底無理だと決めつけているようでしたが、結果、バート・マンローは、見事、スピードの新記録を樹立するわけでした。
アンソニー・ホプキンス
バート・マンローを演じているアンソニー・ホプキンスが、ホントに良いですね。
素朴で人の好い夢を追い続けるバイク野郎を好演しています。
いろんな映画に出演して、いろんな人物を演じています。
「羊たちの沈黙」で、アカデミー主演男優賞を受賞。
他にも、「陽の名残り」「ジョー・ブラックをよろしく」「ハンニバル」等々。
夢
自分の夢を追い続けるというのは、なかなか大変ですよね。
最近、インターネットの記事で読んだんですが。
人が歳をとって後悔することは、「やって失敗したことではなくて、やらなかったことを後悔する」というものでした。
確かに、言われてみれば、そんな気がしますね。
僕の周りにも、そういう人たちが、確かにいます。
事業での成功を目指している友人。
歌手としての成功を夢見ている同級生等々。
そして、決まって「家族や兄弟から、夢は、もうあきらめろ。」と言われるそうです。
いろんなしがらみなんかがあって、夢を追い続けるという行為も、難しい面がありますよね。
挑戦
バート・マンロー氏も、すでに故人です。
バイクのスピード世界記録樹立の夢に向かって挑戦して、彼は、達成しました。
達成することも、凄いことですなんですが、挑戦するっていうことも、素晴らしいことですよね。
また、そうした挑戦する価値のあることを見つけたということが、とても素晴らしいことだと思います。
ちょっと、最後、お説教みたいになってしまいました。
スイマセン!
この映画、とても好きな映画です。