映画「ビューティフル・マインド」より
ジョン・ナッシュ
この映画の主人公は、ジョン・ナッシュというノーベル経済学賞を受賞した天才数学者です。
一昨年、2015年に、タクシーに乗っていて交通事故にあい亡くなりました。
実生活では、数学者としての輝かしい実績とともに、統合失調症を患い長い闘病生活を送っています。
映画では、ラッセル・クロウが、ジョン・ナッシュ役を演じ、映画も、アカデミー作品賞他数々の賞を受賞していますね。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/3MybcDK5OYw)
統合失調症
ところで、最近、統合失調症とかうつ病という言葉を、よく耳にするようになった気がします。
インターネットの普及などで、情報が、早く広く伝わるようになったせいでしょうか。
実際、僕の友達にも、統合失調症やうつ病に悩まされている人たちがいます。
パニック障害とか躁うつ病とか、他にもいろいろ聞きますね。
やはりストレス過多の時代が原因なのでしょうか。
実生活
このジョン・ナッシュという人物は、確かに誰もが認める天才数学者だったのですが、その人生は、とてもドラマチックです。
映画の批評欄でも、数々そういったエピソードが、書かれていますね。
この映画と実像は、相違点が多いと言われています。
映画では、ラスト・シーンで、ノーベル賞を受賞したジョン・ナッシュが、ジェニファー・コネリー演じる妻のアリシアに感謝の言葉を贈るという場面があります。
実生活では、夫婦は離婚もしており、統合失調症の治療において、実際に闘病生活の手助けをしたのは、実の娘さんであったとも言われているようです。
その他にも、同性愛者疑惑であるとかもありました。
一度ジョン・ナッシュ夫妻は、離婚したんですが、また同じ配偶者同士で、再婚もしています。
ノーベル賞受賞
この映画のテーマは、統合失調症にもめげずにノーベル賞を受賞した努力と内助の功を発揮した妻の存在が、大きなテーマになっています。
しかしながら、先にも書きましたが、実際には、ナッシュ夫妻は、離婚をし、また同じ夫婦で再婚をしています。
決して、映画で描かれている夫婦像とは、違っていたようです。
とはいえ、かなり以前、やはり映画で、ラジウムを発見した夫妻を描いた「キューリー夫人」という映画を観たことがあります。
やはり夫婦愛と研究にかける夫妻の情熱をテーマに描かれたと思うんですが、実際、キューリー夫妻も、あまり夫婦仲は、良くなかったとか聞きました。
ただし、彼らの功績というのは、人類の大きな財産になっていますね。結婚って、難しいものっていうことかもしれません。
ラッセル・クロウとJ・コネリー
主演のラッセル・クロウは、僕の中では、「グラディエータ」や「L.A.コンフィデンシャル」に観られるナイスなタフガイのイメージなんです。
でも、この「ビューティフル・マインド」では、繊細な数学者の役をしっかりと表現しましたね。
また、妻のアリシア役を演じたジェニファー・コネリーも、良妻役が、はまってました。
ちょっと美人過ぎる印象はありましたけどね。お父さんのショーン・コネリーも、喜んでいたことでしょう。
フェルマーの定理
数学に関するお話なんですが・・。
僕は、あまり数学は得意ではありませんでした。
学生時代に、数学の授業で、「フェルマーの定理」という話を聞いたことがあります。
近年まで、数学界最大の難問といわれてきた定理です。
17世紀の数学者、フランスのフェルマーが、残した定理なんですが。
彼は、ある数式の証明を本の余白に記すと残したまま亡くなってしまいました。
結局、その答を記したメモが見つからず、それから360年間も、数多の数学者が、その数式の答えを証明することに挑戦しましたが、誰も説き明かすことができませんでした。
アンドリュー・ワイルズ
この数式の証明をしたのが、イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズです。
何でも、10歳の時に、フェルマーの定理を証明しようと決めていたそうですね。
多くの数学者が、このフェルマーの定理に挑戦し、生涯かけて挑んでも、証明できなかったのです。
アンドリュー・ワイルズも、この挑戦に反対されたとか。
命がけの挑戦だったんですね。
こう考えると、人間の英知というのか、心理を探求するという行為は、勇気と行動力のいることなんだなぁと思いますね。
今日も、映画とは関係のない部分の記事が多かった気がします。
ゴメンナサイ!
では、また次回にお会いしましょう。