シルベスタ・スタローン
映画「ロッキー」とは、僕も、第一作目からの長い付き合いです。
もうかれこれ40年前位に、第一作目が登場して、映画も大ヒット。
そしてシルベスター・スタローンという大スターを、生み出しましたね。
映画の中のロッキーは、シルベスター・スタローンと重なり合います。
スタローン自身も、ロッキーによって、大成功を手に入れ、今や、アメリカ映画界の巨星ともいえる存在です。
映画監督としてや脚本家として、ロッキーの後も、「ランボー」シリーズや、最近では、エクスペンタブルズといった作品に出演しています。
余談なんですが、40年位昔、東京の渋谷で、友人と歩いていて、映画館の前を通りかかった時、ちょうど「ロッキー」の第一作目が上映されていました。
映画大好きな僕は、当然、ロッキーという話題作の話は、知っていました。
最初は、嫌がる友人を、無理やり映画館に誘ったんですが。
映画を観終わって映画館を出る頃は、その友人が、興奮しながら、「良かったぁ!」と言いつつシャドウボクシングしていた姿を、今も覚えています。
そんなインパクトのある登場をした「ロッキー」でした。
(引用:YouTubeより https://youtu.be/I33u_EHLI3w)
アリとチャックの試合
有名なお話ですが、そもそも、スタローンが、ロッキーの脚本を書いた題材は、当時のヘビー級ボクサーのモハメドアリとチャック・ウェプナーの試合と言われています。
じつは、僕も、その試合は、観ていたのです。
前評判では、圧倒的にアリの勝利と言われていました。
例によってt、対戦相手をオチョクルかのような挑発行為をしたりのアリでしたが、チャック・ウェプナーが、いきなりアリからダウンを奪ったのを憶えています。
テレビの前の僕も、リングを観戦していた観客も、ビックリです。
この場面は、映画の「ロッキー」にも、同じような場面がありますね。
ということは、チャック・ウェプナーがロッキー・バルボアで、モハメド・アリが、アポロ・クリードのモデルというわけですね。
人は、心情的に、弱いと思われている人間が、強いと思われている人間に挑戦する時、やっぱり弱いと思われている人間を応援したくなるのではないでしょうか。
サクセスストーリー
当初、スタローンが、三日で書き上げたロッキーの脚本を、映画会社に買ってくれと持ち込んだ時、絶対に自分を主役として映画を作る事という条件を譲らなかったとか。
まさしく、こういうところが、ロッキーとスタローンが、重なり合う点かもしれません。
成功をつかむために、必死になって頑張る意志の強さというようなものですね。
ロッキーが、映画で大成功をおさめ、ある表彰式で、シルベスター・スタローンは、こう叫びました。
「母さん、俺は、やったぜ!」
まさに、サクセスストーリーです。
ロッキーで大成功してからのスタローンは、まさに破竹の快進撃です。
作る映画が、ことごとく大ヒットしました。
そして、またたく間に、アメリカ映画界のトップに登りつめて行きましたね。
ロッキーの決意
ストーリーの中で、ロッキーが、試合前夜、恋人のエイドリアンに、こう話します。
「相手は世界一なんだ。最後のゴングが鳴ってもまだ立っていられたら、俺がただのゴロツキじゃないことを生まれて初めて証明できるんだ。」
何回観ても、涙が出るのは、14ラウンドに、アポロのパンチを浴びてダウンしたロッキーが、必死にロープをつかんで立ち上がるシーンですね。
バックに、ロッキーのテーマ曲が流れます。
最高の場面です。
チンピラ扱いされていた男が、自分は、ただのチンピラじゃないという証明をするために戦うのです。
カッコいいですよね。
人って、どうなんでしょう。どんな人でも、勝利ばかりの人っていませんよね。
人は誰でも、人生の中で、、敗北という苦い思いを、一度は経験しているのではないでしょうか。
他人から馬鹿にされて腹の底から悔しい思いをしたことがあるんじゃないでしょうか。
そうした気持ちを、しっかりと晴らしてくれるのが、ロッキーだと思います。
スタローン自身も、成功する前は、ただのしがない貧乏な俳優だったんでしょうね。
誰でもが、成功できるわけではないけど、挑戦する心は、失いたくないですね。