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グレン・ミラーのようになりたかった

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               映画「グレン・ミラー物語」より

黄金のコンビ

 この映画も、ジャンルで言えば古典に入る作品かもしれません。
僕が、映画を観ることが本当に好きになった作品のひとつです。

ジェームズ・スチュアート扮するグレン・ミラーとその愛妻、ジューン・アリスン扮するヘレンの実在の夫婦の物語であります。

この二人のコンビは、グレン・ミラー物語以外の作品にもあって、「蘇る熱球」「戦略空軍命令」なんかがありますね。

美しい夫婦愛を描いた作品で、二人は、黄金のコンビなんて呼ばれてました。

まさに、その通りで、グレン・ミラーは、僕の理想の男性であったし、ヘレンは、僕の憧れの女性でした。
ほんで、僕のことは、どうでもいいんで、話は変わりますが。

あらすじ

まさに古き良きアメリカを描いている映画なんです。

夫婦愛、愛国心、友情といった人生のテーマを、実に温かく描いていますね。

音楽家として成功を夢見る若きグレン・ミラー。
しかし、しがない楽団員生活をしていて、質屋通いの連続です。
自分の商売道具であるトロンボーンも、しょっちゅう質草になっている始末。

或る日、思い立って、学生時代のガールフレンドのヘレンに会いに行きます。
それも、いきなりの思い付きで、連絡もせずに遠くからはるばると出かけて行くのでした。

夜中、二階で寝ているヘレンを起こし、再会します。
途中、二人が玄関で話していると、猟銃を抱えたヘレンの父親が現れます。
ビックリするグレンでしたが、父親は、狩りに出かけるところで、グレンにごゆっくりというような声をかけます。

ここら辺に、ユーモラスというか、アメリカの余裕みたいな印象を受けたものでした。

ヘレンには、婚約中の男性がいましたが、結局、グレンと結婚するんです。

久しぶりに会ったヘレンに、グレンは、質入れしたトロンボーンで買った、本物ではない真珠の首飾りをプレゼントします。
「いつか必ず本物の真珠をプレゼントするから。」

後日、音楽家として成功したグレン・ミラーは、本物の真珠の首飾りをプレゼントするという展開でした。
こういう部分に、かなり憧れましたね。

(引用:YouTubeより https://youtu.be/sFWvk7Xg_Fk)

グレン・ミラーの音楽

グレン・ミラーの音楽は、ビッグバンドによるスイングジャズと呼ばれるスタイルで、スタンダードな曲が多いですね。

映画の中には、サッチモこと巨匠ルイ・アームストロングも登場します。
実に存在感がありますね。

「ムーンライト・セレナーデ」や「真珠の首飾り」「イン・ザ・ムード」といったヒット曲が演奏されます。

グレン・ミラー自身も、トロンボーン奏者でしたが、作曲家として成功するんですね。
僕も、映画を通じて知ったジャズやクラシック等の音楽が、大好きなのです。

映画の大きな魅力の一つは、映画で演奏される音楽がありますね。

第二次世界大戦

時は、第二次世界大戦を迎え、グレン・ミラーも、兵役につきます。
楽団を編成して慰問の為に戦地を訪問します。

こういった戦地への慰問というのは、実際、日本や他の国々でも行われていたみたいです。

グレン・ミラーの楽団が、慰問中、演奏していると敵方の戦闘機が来襲し、爆弾を落としていきますが、演奏はやまなかったという場面がありますね。
グレン・ミラーを通して、愛国精神というものを表現している場面ですね。

ラスト・シーン

ラストシーン。
グレン・ミラーは、移動中の飛行機が遭難し帰らぬ人となります。

実話においても、グレン・ミラーは、ロンドンからパリに向かう途中のドーバー海峡で消息を絶ったようです。

グレン・ミラーの訃報がラジオから出伝えられ、涙を流しながら夫グレンを偲ぶ妻ヘレンの表情がアップされて映画は終わります。

胸に込みあげてくるものありますね。
それにしても、心から愛する女性と結婚し、自分が目指した音楽の世界で大成功し、世界中の人々に認められて生涯を全うしたグレン・ミラー。

本当に幸せな男だったといえますよね。
羨ましい限りです。
グレン・ミラーのようになりかったぁ・・・!!


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